2012年7月15日日曜日

富士通 LIFEBOOK UH75(14型)

(直販のCore i7モデルはシルバーのみ)

一般的に持ち歩けるとされる重量(1.5kg以下)・堅牢設計を謳い、
14型以上の大画面となると、
ThinkPad X1 Carbon(投稿時未発売)とこのLIFEBOOK UH75です。

どちらも液晶枠が極限まで細くなっており
13型クラスのコンパクト筐体ですから、
老眼の方にはリアル・モバイルとしてお勧めします。

特にUH75は、筐体厚さ9.0-15.6ミリで世界最薄を謳い、
(※HDD搭載ノートとして。X1 Carbonは厚さ18ミリ)
「モノとして」の所有欲まで満たす“MADE IN JAPAN”モデルです。

道具としても、大抵の用途で性能に困る事は無いでしょう。
〔最小構成がCore i5-3317U、メモリ4GB〕
高速通信のWiMAX内蔵も、Ultrabook(超薄型ノートの規格です)では
他に東芝のdynabook R632(13.3型)があるだけです。(投稿時)

UH75の液晶は

輝度が高く発色に優れた「フルフラットファインパネル」(光沢液晶)

写り込みが無く輝度おさえて使用できる分、
   目が疲れ難い「フルフラットノングレアパネル」(直販のみ)

から選べます。

動画鑑賞や画像の取捨選択などが中心でしたらがお勧めです。
(DVDドライブは内蔵しません)

上下視野角はそこそこですが、
ディスプレイが155度まで開くので見やすい角度に調整できます。

顔検出ソフトの「Sense YOU Technology」を設定すれば、
と出来ますし、画面オン/オフは動画再生中に限らず自動で行えます。

DTCP-IPに対応してるFMVや地デジレコーダなどで録画した番組を、
ホームネットワーク経由でハイビジョン画質のまま楽しむ事も出来ます。

一方、長時間作業にはがお勧めです。

キーボードはストローク1.0ミリと浅いですがタッチは良好で、
キートップは指に馴染む形状ですし、強めにタイプしてもたわみません。
タッチパッドのサイズも充分です。

UH75は全機種、
PowerPointまで入ったOffice Home and Business 2010付属です。

機種選択の参考になる程度に、より詳しく見ていきます。

まず筐体ですが、
ネジ穴をゴムキャップで隠すなど、
凹凸を無くす工夫が見られます。

ヒンジは絶妙な硬さになっており、
液晶を片手で開閉可能です。

次にモバイル性ですが、
情報収集でのバッテリ駆動は6時間こえますし、〔「バランス」設定のBBench〕
ACアダプタも小型スティックタイプで軽めです。

Ultrabookは1時間で30~50%しか充電できない機種が多いのですが、
UH75なら80%まで充電でき、2時間あればフル充電できます。

Ultrabookで問題となる排熱・静音性ですが、UH75は
低負荷時にも冷却ファンが回っているものの、静音性は総じて優秀な部類です。
高負荷時には排気口のある左奥が熱くなり易いですが、これも許容範囲です。
(3Dゲームや動画編集を長時間、膝上でするなら話は別ですが)

各論の最後は拡張性です。

大容量と読込速度を両立した「約500GB+高速処理用SSD(32GB)」の構成に加え、
直販では書込速度まで速いSSDのみの構成も選択できます。(256GBまで)

Bluetooth選べるのも直販のみですが、それ以外の接続端子は割と揃ってます。
(USB3.0 x2、USB2.0 x1、あと付属の小型コネクタ噛ます必要ありますが有線LANも)

直販で「サテンシルバー」選択時のみ、ポートリプリケータ
(別売。
  端子はアナログRGB、DisplayPort、DVI-D、USB3.0 x4、LAN、DC-IN。
  ただしは同時使用不可。)
も使え、1本づつケーブル繋ぐ必要が無くなります。


メモリ増設やユーザによるバッテリ交換は出来ません。
外付モニタ繋いで写真編集などする予定であれば、
直販で「メモリ8GB」として本体購入する事をお勧めします。

落下・水濡れにまで対応するメーカー保証で、補償上限・免責金額なしってのは、
ソニー直販の他は富士通しか見当たりません。
「ワイド保証(3年間の保証拡張サービス)」

ソニーが修理コストによっては全損扱い⇒新品交換(保証終了)
とするのに対し、富士通は基本的に全損扱いとはせず、修理対応を貫くそうです。

加入料金は、富士通直販WEB MARTでUH75と同時購入なら、
通常価格22,800円が12,800円で済みます。