(画面フレームのカラバリは黒・赤・白です)
画面裏にPCパーツを格納する一体型PC(以下、ボードPCと記述)です。
画面のワイド化(横縦比16:9)が定着した現在、
持ち運べるノートPC(家の中だけでも17.3型が限度でしょう)では
一覧性(フルHD)と視認性〔ドットピッチ0.2ミリ以上〕を両立しませんから、
決まった場所で使うならボードPCもアリでしょう。
フルHD液晶を搭載するボードPCには
①NEC VALUESTAR N 21.5型
②富士通 ESPRIMO FH 23型
③富士通 ESPRIMO FH 21.5型
④SONY VAIO L(24型)
⑤SONY VAIO J(21.5型)
等があり、このD732は、
①~④と違って画面を正面から見る必要こそありますが、〔TNパネル〕
(画面はある程度なら、下向きにも調整可能です)
排熱・静音性という誰もが無視しようのない消去法で残る数少ないボードPCです。
まず①、⑤は冷却ファン音が気になります。
③、⑤や、なんちゃってボードPCのVALUESTAR Wでさえ、
画面にまで内部の熱が伝わる事、
④の画面下半分に至っては危険すら感じる高温である事などは、
負荷かかってない店頭ですら確認が出来る程です。
対するD732なら、
上位構成〔4コアCPU〕である程度の負荷かけても画面は冷たいままですから、
③~⑤に比べ経年劣化が少ないであろう事は容易に推測できます。
D732のパーツ構成はボードPCとして標準的ですが、
〔CPU周りが低発熱のノート用で電源も外付。HDDはデスクトップ用3.5"。〕
性能的にも、3Dゲームやらない一般人には充分です。
②~④とD732はTV録画が「PCとしては比較的」安定してますが、
D732は三菱の光沢液晶モニタ辺りと比べても画面の写り込みが少なく、
フラットパネル採用の②~④より輝度抑えて使える分、目も疲れません。
(D732は全モデル、Office Home and Business 2010付属です)
既に東芝製品を使用してる方にとっては、
レグザの外付HDDや東芝レコーダ(外付HDD含む)にある番組(TS形式)を
〔DLNAを利用する事で〕、D732で視聴したり、
(ブルーレイ内蔵のD732なら)高画質のまま記録できるのも見逃せません。
D732は無線LAN装備ですが、上記操作には有線推奨です。
レグザやレコーダ側は、ここ3,4年の主力機種なら対応してる模様です。
(詳しい対応はメーカー公式ページで確認して下さい)
D732本体では内蔵HDDに、
地デジ無劣化を最大256時間ぶん録画できます。〔容量2TB〕
(2013年2月追伸:春モデルの容量3TBモデルは最大383時間で、
直販には1TBモデルも追加されました)
ただし東芝PCでは今の所、内蔵HDDに録画した地デジ動画を、
カット編集したり、
外付HDDに移動 / コピーする事が出来ませんから要注意です。
外付HDDに録画場所を指定⇒視聴なら出来ます。
(2013年2月追伸:春モデルからはTV視聴ソフトが変わり、
チャプターを使った簡易編集機能が追加されました。)
D732にはUSB3.0 x 4ポートがあり、上記用途に利用する事も出来ます。一方、
IEEE1394も拡張カードスロットも無いのでビデオカメラとの接続には要注意です。
D732にはHDMI入力とD4映像入力の端子があるので、
ゲーム機やAV機器のモニタとしても使えます。
光沢液晶で発色も自然ですから、
動画鑑賞から画像編集(印刷用除く)にまで重宝するでしょう。
DVDや「.wmv」の動画ファイルなら、
テレビのレグザで好評のくっきり表示「超解像技術レゾリューションプラス」
も使えます。
マウス、キーボード、付属のTVリモコンによる操作に加え、
東芝製アプリやWindowsフォトビューアでは
音声やハンドジェスチャによる操作にも対応しています。(てぶらナビ)
D732のラインナップですが、上位モデルから順に
①Core i7+ブルーレイ+W録(地上・BS・CS)+今スグTV+サブウーファ+Adobe
②Core i7+ブルーレイ+W録(地上・BS・CS)
③Core i5+DVD+シングルチューナ(録画可・地上のみ)
となっています。(2013年2月追伸:春モデルはCore i7のみです)
動画編集するなら①か②をお勧めしますが、
そうでないなら性能的には③でも充分です。
内蔵ブルーレイはディスク1枚に地デジ無劣化を12時間分保存できるBDXL対応です。
「今スグTV」はPCオフから5秒でテレビが見られ、
録画する時にだけPCが起動します。
東芝PCの場合、
「購入して何年経っても」「使用相談が」無料です。
海外の激安メーカー製と違って、
「ユーザが陥り易い問題点を予め潰してある」
と言い換えても良いでしょう。
東芝製品はモデル末期の値崩れが大きく、
PCは年3回のモデルチェンジ時期が狙い目です。