(カーボン素材は天板のみ。本体側はマグネシウム合金です)
【2013年1月追伸】タッチパネル版の「X1 Carbon Touch」が追加されました。
筐体の重量と厚みが若干増えており、
液晶は同じく、非光沢〔のTNパネル〕です。【追伸終】
①情報収集⇒文書作成の作業環境としてなら、
デスクトップPCじゃなくても我慢できる最小・最軽量PC(1.36kg)
②堅牢性・保守性に優れる「ThinkPad基準」で作られた史上初のUltrabook
(Ultrabookはインテル社が定義する薄型規格で、この機種は最厚18.8ミリ)
です。①を具体的にご説明すると、
・液晶表示領域はフルHDに次ぐ1,600 x 900ドット
・表示サイズに無理ない14型液晶ながら13型なみコンパクト筐体〔ドットピッチ0.194ミリ〕
・ホームポジションに手をやったまま縦横自在にスクロールできるトラックポイント
・ストレス無く入力できるキータッチ(これもUltrabookでは異例。ストローク1.8ミリ)
といった所です。
液晶は非光沢でギラツキもありませんから目が疲れません。
発色は動画色域〔sRGB〕をほぼカバーしますし、(DVDドライブは内蔵しません)
輝度や視野角もノートPCとして充分です。〔最高300カンデラ/TNパネル/シングルベンダ〕
キーボードはバックライト装備な上に防滴仕様です。
しかしこの液晶を凝視すると網目模様が見えますから、
「所有欲」を満たす目的でのご購入ならHP ENVY14のが満足度は高いかも知れません。
X1 Carbonは静音性重視な為、処理によっては筐体が熱くなりますから、
ThinkPad T530フルHDの様に広範囲な用途へお勧め出来る訳でもありません。
ホビー用途は動画みたり外付モニタ繋いで写真編集したりが精々でしょう。
(内蔵スピーカーはDolby Home Theater V4でそこそこ良い音でます)
ですから直販カスタマイズの「プロセッサー」に拘る必要は無く、
ある程度、写真編集するならメモリ8GBモデル一択です。
(現在は直販のバリューパッケージ(Core i5-3427Uモデル)がこれに相当)
この機種はメモリの増設・変更が出来ないからです。
バッテリ駆動時間は情報収集や文書作成なら5~7時間程度で、
充電は30分で80%まで、1時間あれば満充電する代わりに、
ACアダプタ大きめでケーブル込みだと400グラム程あります。
Ultrabookだとバッテリ交換が分解作業になるのが普通ですが、この機種は
・分解マニュアルの公開
・バッテリパックの単体販売
・バッテリ診断ツールで不具合が確認され保証期間中なら1回は無償交換
など、極めて良心的です。
拡張性はXシリーズにしては最小限で、
USB端子はUSB 2.0(パワーオフ充電対応)とUSB 3.0の計2つです。
外付モニタへの出力端子はMini DisplayPortのみですから
必要に応じて変換を噛まして下さい。
有線LAN端子が必要ならUSB 2.0接続のイーサネット・アダプタや、
USB 3.0接続のドック(DVI出力、Gigabit Ethernet、USB 3.0×3ポート装備)
をオプション選択して下さい。