2013年1月20日日曜日

ASUS TAICHI 21


7ミリしかない天板の両面に11.6型液晶を搭載するUltrabookです。
(筐体最厚17.4ミリ。Ultrabookとはインテルによる薄型PC規格です)

開けばノート(キーボード作業で目が疲れ難い半光沢液晶)、
閉じればタブレット(10点タッチ対応で、動画や写真が綺麗な光沢液晶)
と使い分けが可能です。(DVDドライブは内蔵しません)

閉じてスリープ、背面で動画再生など、専用ボタンで多彩な画面設定も選べます。
(天板は140度まで開きます)

本体重量は1.25kgで、1画面表示なら
情報収集などでのバッテリ駆動は4時間半程度です。〔「バランス」設定のBBench〕
ACアダプタは6 x 6 x 2.85センチの箱をコンセントに直接さすタイプで、
端子も畳めて183グラムと軽量です。(バッテリ交換は修理扱いです)

しかし12万円以上ともなると他の選択肢も気になる所です。
例えばLaVie ZiPad miniは2台足してもTAICHIより軽く、
それぞれバッテリも持ちます。
LaVie Zは13.3型液晶ですが筐体は幅で6ミリ、奥行で1センチしか違いません。

TAICHIに限らず変形してタブレットにもなるPCは、
持ち運びをどうしても1台にまとめたいって人向け
です。
この機種はベース筐体がアルミ製だったりキーボードがバックライト調整可だったり、
画面は2枚とも一級品ですから所有欲も満たせるでしょう。
〔それぞれがIPSフルHDで色域も割とsRGBに近い〕

256段階の筆圧を検知できる電磁誘導ペンや、
(ただし現状では筆圧対応アプリは限られます)
本体とペンが入るケースも付属します。

リアルモバイルとしては処理能力も充分で、
ノート・タブレット形状を通して排熱・静音性もまずまずです。
〔i7-3517U、メモリ4GB固定、高速SSD、無線はインテル製。やらないと思うが
  高負荷連続だけは排気口のある液晶つけ根が45℃超える(室温21℃)〕

【2013年2月追伸】Core i5モデルが追加されました。
                          性能と排熱のバランス的には、そちらをお勧めします。【追伸終】

キーボードは主要キーピッチが19 x 16.5ミリ、
タッチはUltrabookとして普通です。

拡張性ではUSB 3.0が2ポートありますが、
画面出力や有線LANのポート構成は最小限です。