(筐体色はこの他に黒と赤があります。
キーボードはいずれも黒で、天板はアルミ調のプラスチックです。)
キーボードはいずれも黒で、天板はアルミ調のプラスチックです。)
最終更新:2011年11月16日
12.1型光沢液晶を搭載する低価格モバイルです。
(メモリ4GBモデルも追加されましたが、「PC本体+充分なメモリ」に
4万円以上出すなら、同じASUSでもU24E(11.6型)をお勧めします。)
Eee PC 1215Bの重量は1.4kg、
バッテリー駆動時間は情報収集や文書作成で4~5時間です。
メモリ4GBなら(2GBモデルは必要に応じて増設して下さい)、
モバイルとして使う限り、性能不足を感じる用途は少ないと思います。
(720pテレビ電話やUstream高画質配信は無理です。)
光沢液晶や、「くっきり表示」のRADEONグラフィック搭載ですから、
動画再生や写真表示に威力を発揮します。
DVDドライブは内蔵しませんが、
ドライブさえUSB接続すればブルーレイ再生も可能ですし、
HDMI端子が付いてますので一応、大画面TVにも出力できます。
古いタイトル中心になるでしょうが、
出先で遊べる3Dゲームもあるでしょう。
最新のFlash PlayerならYouTubeの1080p再生自体には余裕あるものの、
1215Bにセキュリティソフト入れてYouTubeから読み込む最中には、
他の処理が重くなるかも知れません。
その辺が「4万円モバイル」〔AMD E-350 / E-450搭載〕の盲点です。
1215B固有の問題点としては、
①バッテリー駆動時に液晶が白っぽい
②タッチパッドの反応の悪さ
③タッチパッドのボタンの硬さ
ですが、①、②は設定で改善されますし、③は
押すと右クリック動作する領域をパッド内に割り当てる事で対応して下さい。
(それぞれの設定方法は、この記事の最後で紹介します。)
まぁBluetooth内蔵ですからワイヤレスで
マウス、ヘッドホン、スピーカー等を繋げられますが。
その他、拡張性ではUSB 3.0ポートが付いてる一方、
有線の家庭内接続が100BASEまでの対応にとどまりますので、
別の部屋にあるPCやHDD〔NAS〕と大きなファイルをやり取りする場合の
転送速度は限られます。
予算4万円程度で買える、光沢液晶なライバルには
・lenovo IdeaPad S205(11.6型)
・VAIO Y(11.6型。直販モデル)
があります。
S205は最安3万円ちょっとと更に安いですが、
「メモリ4GB」とする増設作業の手数が多いのと、
標準バッテリー装着での本体重量が1215Bとあまり違わないのに、(0.1kg軽いだけ)
実際のバッテリー駆動時間は1215Bの半分です。
VAIO Yは他の2つに比べると、キータッチが実用レベルに達してません。
(現行VAIOの13.3型以下は全て、タッチにクリック感がありません)
ASUSは、デスクトップPC基板〔マザーボード〕のデファクト・スタンダードであり、
ノートPCでも
・初期不良の少なさ(初期ロット除く)
・排熱をキッチリやる良心的設計(残念ながらZENBOOKやU36SDは例外です)
に定評があります。
日本でのサポート対応は発展途上の感も否めませんが、
ASUSには日本メーカーがとっくに忘れてしまった「誠意」を感じます。
(以上で機種解説を終わります)
※①を解決する為の設定
「ディスプレイ」⇒「画面の解像度」で[詳細設定]ボタン
⇒[Catalyst Control Center]タブで[ATI Catalyst Control Center]ボタン
⇒[電力]ボタン⇒[PowerPlay]ボタン
⇒「Vary-Brightを有効にする」のチェックを外して[適用]ボタン
※②を解決する為の設定(タッチパッドの感度を最速にする)
コントロールパネル⇒マウス⇒[ポインターオプション]タブ
⇒[速度]で[速く]の方へツマミを動かし、「ポインターの精度を高める」にチェック
※③の対策設定(例としてタッチパッドの右上隅を右クリック領域に割り当てる)
コントロールパネル⇒マウス⇒[デバイス設定]タブ
⇒[Synaptics TouchPad]を選択して[設定]ボタン
⇒左ボックスの[タップ]を「+」で開く⇒[タップゾーン]を選択
⇒「タップゾーン機能を使用する」にチェック
⇒左ボックスの[タップゾーン]を「+」で開く⇒[右上コーナータップ時の動作]を選択
⇒右上ボックスで[右クリック]を選択し[OK]ボタン