2013年5月10日金曜日

エンコードにお勧めのPCを解説

一般的な対応WEBカメラで720pテレビ電話をストレス無く通話するには
現行Core i ですと
・Core i7
・Core i5
・Core i3-3xx0(xは任意の数字)
のいずれかである必要があります。

〔すなわち、第2世代以降のCore i なら2コア以上で実際に2GHz動作可能なもの。
  主要機種に採用例の無い例外は無視しました。〕

裏でセキュリティソフトが動いたりするでしょうから、
出来れば余裕も欲しい処です。

【ご注意】ロジクールの最新WEBカメラ、HD Pro Webcam C920には
1080pと720p通話専用の処理装置〔H.264エンコーダ〕が搭載されてます。
これにより上記より性能の低いPCでの快適通話が可能になりました。

両側にこのWebcam C920を用意、双方向でLogicool Vid 720p通話できる環境を構築し、
試しに片側で性能の低いCore 2 Duo SU9400(1.4GHz)ノート使って検証した結果、
そのノートで720p画質を安定受信する事は出来ましたが、
相手側に720p画質を送信する事は出来ませんでした。【ご注意終】


カテゴリ選択からご覧の場合には、この記事に続いて、
この用途のお勧め機種の記事が幾つか来ます。

「エンコードって何?」って方は、
この記事の以下の記述は読み飛ばして結構です。
ここからはある程度、CPUの知識がある方を想定します。

エンコにはリアルタイムで行うものと、そうでないものがあります。

前者には

テレビ電話のLogicool Vid HD、高画質Skype
実況配信のUstream
地デジの圧縮録画

など、後者には一般的な動画編集などが挙げられます。

リアルタイムで行うエンコで、CPU性能が不足しますと、
映像が途切れたり、画質が劣化したりします。

一方、リアルタイム要求の無いエンコは、
CPU性能が半分になっても、1時間で済む処理が2時間掛かるだけです。

動画編集と言っても、
・DVDISOのチャプター
・AVIファイルのキーフレーム間
・TS動画の再生区間
をそのままの画質で切り出すだけなら、そもそもエンコは不要です。

地デジにお勧めのPCを解説」で詳しく触れますが、
はそもそも、地デジ録画をPCにさせる事に賛成しません。

したがって、

・日常的に動画エンコ
・3Dゲームをしたい

って方以外ならメインPCでも、
の720pテレビ電話の要件に余裕を見る程度の性能で、
当分は困らないと言えそうです。

逆に日常的に動画エンコされる方なら、
「CPUパワーと、それを持続させる為の排熱」こそが命です。
これを快適に行うには、黙ってタワー型PCを選びましょう。

当サイトでも12.5型以下のノートに「デスクトップ並の処理性能」
などと記述する箇所がありますが、これはあくまで「瞬発力」の話です。
お勧め機種も、排熱・静音性に関しては「他のモバイルに比べれば良心的」
という程度でしかなく、間違っても長時間エンコ用のPCに

・12.5型以下のノート
・富士通 LIFEBOOK SH
・東芝 dynabook R731
・SONY VAIO Z(Z2)
・SONY VAIO S(SA、SB)
・ThinkPad X1
・ThinkPad T420s

などを選ばない様、ご注意願います。