2012年12月15日土曜日

プログラミングにお勧めのPCを解説

Visual Studioの様な統合開発環境(IDE)を使う場合、
液晶の表示領域は開発効率に比例する」とまで言われてます。
それ程までに一覧性が重要なのです。

Visual Studio 2010は製品版直前まで、
ハードウェア要件に「表示領域〔解像度〕:1,280 x 1,024ドット(SXGA)以上」
とありました。

しかしPCの画面横縦比が急速に16:9へ移行する中、
この表示領域をクリアするノートPCが
フルHD(1,920 x 1,080)のみになってしまう恐れがあります。

そういう情勢を受けてか、Visual Studio 2010製品版のハードウェア要件は、
評価版からかなり緩和され、「1,024 × 768(XGA) 以上」となった訳ですが、
懸命なユーザーならこれを鵜呑みにせず、
今後はフルHD以上の環境を整えましょう。

液晶は当然の事ながら、非光沢を選びましょう。
光沢液晶ですと写り込みに負けない様に、
画面をより明るくしておく必要があり、
その明るさによって目が疲れてしまいます。

 いくら統合開発環境が優れていても、
開発用PCにユーザー・インターフェイスが軽視できるハズありません。

キーボードは「事務作業にお勧めのPCを解説」で述べた注意点プラス、
記号キーが小さくなってない事も確認して下さい。

プログラミングには同じコードの繰り返しが多いですから、
キー打ちの合間の「コピー⇒ペースト」も多くなるでしょう。
そんな時、キーボードから手を離さずにマウス操作(と同等の事)が行える
ポイント・スティックは必需品です。

日本ではこれが付いてるノートというだけで、
かなり機種が限定されてしまいますが、
プログラミングを仕事にしようとする方なら、
ポイント・スティックを使える様になってもらわなければ困ります。

ポイントスティックは、
「G」、「H」、「B」のキーに囲まれた突起を倒す事でマウスポインタを移動でき、
スペースキー下の各ボタンで左右クリック、スクロールなどが行えます。

プログラミング言語で書いたコードを、
コンピュータが読める形式に変換する作業(コンパイル)
時にはCPUパワーも使います。
この処理ではL2(またはL3)キャッシュが多い方が有利です。

グラフィック装置(GPU)に仕事させるプログラミングをC言語で記述する為の
統合開発環境ではCUDAが有名です。
これを使うにはグラフィックがNVIDIA製である必要があります。

この用途は、モニタ、キーボードを外付けにすると選定基準が緩いので、
ノートや液晶一体型PCの場合には、
外付を別途用意しない前提でお勧めを考慮しています。


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