2013年5月10日金曜日

WEB閲覧(情報収集)にお勧めのPCを解説

WEB閲覧に最適なPCを探す場合は、液晶のココに注目しましょう。

画素数〔解像度〕
・表面処理(光沢 / 非光沢
ギラツキ

の3点です。

液晶に縦の画素が何ドットあるかでページの一覧性
(最大表示領域)が決まります。

まず、代表的な画素数で一覧性の違いを確認して下さい。

1,024 x 600ドット(WSVGA。下は縦600でWEBページを表示したところ。)

1,366 x 768ドット(HD。下は縦768でWEBページを表示したところ。)

1,600 x 900ドット(HD+。下は縦900でWEBページを表示したところ。)

1,920 x 1,080ドット(フルHD。下は縦1,080でWEBページを表示したところ。)

(ブラウザの縮小表示でこれ以上一覧性を高める事も出来ますが、
   その場合は表示が潰れます。)

10.1型、5万円以下のノート(ネットブック)でしか使われないのがです。
この狭さでは、WEBページをスクロールしている間に、
自分が何処に居るかすら判らなくなってしまいます。

なので、WEB閲覧に向く、最低ラインは②と言って良いでしょう。

このサイトでWEB閲覧向きとご紹介するPCは、
この表示領域を満たす事は勿論、
・視認性(低反射液晶など)
・スクロールのし易さ(入力装置)
・PCの可搬性
など、プラス・アルファのメリットを持つものと致します。

WEBページでは、バナー広告などにより、欲しい情報は散在してしまうものです。
純粋に快適なWEB閲覧を求めるのであれば、一覧性に優れる③や④でしょう。
のフルHDが、40型テレビと縦横同じ画素数です。

ただし、特定サイズの液晶で表示領域を増やすという事は、
表示サイズが小さくなる事を意味します。

表示サイズはWindowsやアプリケーションの設定で調整できますが、
で表示領域と視認性を両立させるなら、
液晶サイズは15.5型が最小だと考えて下さい。

長時間作業をする方に、光沢画面はお勧めしません。
光沢ですと写り込みに負けない様に、
画面をより明るくしておく必要があり、
その明るさによって目が疲れてしまうからです。

しかし、目が疲れる最大要因は画面のギラツキです。
ギラツキとは液晶表面にラメが入る現象の事で、
これはパネルの工作精度の低さによるものとされています。

ギラツキは白画面を明るく表示してる時に最も現れ易く、
WEBページには白背景が多いですから要注意です。

ギラツキがあるか無いかはスペック表では判りませんので、
数多くの実機を確認している私が、
これを反映してお勧め機種を選定致します。

この用途は、モニタを外付けにすると選定基準が緩いので、
ノートや液晶一体型PCの場合には、
外付を別途用意しない前提でお勧めを考慮しています。


カテゴリ選択からご覧の場合には以下に、
この用途のお勧め機種の記事が続きます。

動画サイト閲覧にお勧めのPCを解説

YouTubeなどの動画サイト閲覧に重きを置くのであれば、
光回線は当然として、液晶処理性能〔CPU、GPU〕をチェックしましょう。

インフラ〔回線速度、動画圧縮率〕の関係で、
動画サイトのコンテンツは当分720p以下が主流のハズです。
当サイトでも720p以下を視聴する事を前提にお勧めPCを選定します。

1,366 x 768ドットを超える液晶画素〔解像度〕は、
720p以下の視聴画質向上に貢献しません
から、
(価格帯、可搬性も考慮しながら)液晶は表示品質で選びます。
〔ただし超解像技術との組み合わせなら高解像度パネルのメリットはあります。〕

〔現行でVAパネルの採用がない〕ノートPCの液晶ですと
暗い色まで正確に表現できる光沢液晶が良いでしょう

光沢液晶は写り込みに負けない輝度を必要とする為、
その輝度で目が疲れる訳ですが、動画を見るという事自体、元々目が疲れるものです。

720p以下で処理性能の不足する現行PCとなると最早、探す方が大変です。
低価格ノートがAMD採用へとシフトした為ですが、
これにも取扱注意がありますので該当機種の記事で触れる事にします。

この用途は、モニタを外付けにすると選定基準が緩いので、
ノートや液晶一体型PCの場合には、
外付を別途用意しない前提でお勧めを考慮しています。


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この用途のお勧め機種の記事が続きます。

動画鑑賞にお勧めのPCを解説

動画鑑賞に重きを置くのであれば、最も拘るべきは液晶です。

〔現行でVAパネルの採用がない〕ノートPCの液晶ですと
暗い色まで正確に表現できる光沢液晶が良いでしょう

光沢液晶は写り込みに負けない輝度を必要とする為、
その輝度で目が疲れる訳ですが、動画を見るという事自体、元々目が疲れるものです。

現行ノートから選ぶ場合、液晶で特にチェックして頂きたい箇所は

画素数〔解像度〕
上下視野角

の2点です。
光沢液晶で尚且つ、軽量化も求められない15型以上ともなりますと、
発色では以前ほどの明確な差はありません。

の意義ですが、
特定サイズの液晶で全画面表示して動画みる場合、

動画の画素数 > 液晶の画素数
(例えばブルーレイ動画を縦768ドットの液晶で見る場合)なら、
より画素数の高い液晶に変える事で、映し出される動画はクッキリします。


逆に

動画の画素数 < 液晶の画素数
(例えばDVDや720p動画を縦768ドットの液晶で見る場合)ですと、
その液晶を超える画素数は視聴画質向上に貢献しません。

〔これを覆すのが超解像技術との組み合わせになります。〕

ですが、上下視野角の狭い液晶は、
少しでも上から見ると画面が白くボケ、下からだと黒潰れして見えます。

現行ノートのHD液晶(縦768ドット)は、ThinkPad X220 IPS液晶モデルを除いて、
殆ど例外なく上下視野角が極端に狭く、
僅かな姿勢変化でもディスプレイ角度の調整を要します。

その点、フルHD(縦1,080)やHD+(縦900)には視野角マトモなものも少なくないですから、
この用途でも15型以上のお勧めは結果として、縦900以上が主流になります。

光沢液晶以外では、広色域〔NTSC比やAdobe RGBカバー率90%以上〕を謳うものも、
一般に液晶が綺麗とされてます。

広色域液晶は、印刷用途の写真編集を目的としており、
被写体を「実物以上に」鮮やかに表現できますし、
景色主体の映像なら動画にも迫力が出ます。

一方で、派手な色使いは肌色を不自然にしますから、
広色域液晶が動画に向くか否かは、映像のジャンル次第です。

(映像の作り手側は、
  見る側が通常色域モニタ〔正確にはsRGB。NTSC比でいうと72%相当〕
  で視聴する事を前提に色編集しています。)

外付モニタとの接続には、
今やデジタル出力(DVI、HDMI、ディスプレイ・ポートのいずれか)が必須です。
モニタの低価格化が進行する中、
以前に比べてアナログ回路をしっかりやらなくなったからです。

必要となるPC性能ですが、

①Core i Pentium

GeForceRADEON

のいずれかを搭載する現行PCであれば特別な再生ソフトの導入なしに、
ブルーレイ動画すらコマ落ち無く再生可能です。
(地デジレコーダで作成した著作権保護BDの再生には
  PC性能にかかわらず、AACS暗号よめるPowerDVD等のソフトが必要です。)
は画素数の小さい動画のクッキリ表示にも貢献します。〔超解像技術〕

これから買うこの用途のPCは、Windowsの64ビットが殆どでしょう。
現在の使用量に関わらず、メモリは最低4GB載せておきたい処です。
メイン・メモリを増やすと、
グラフィック処理に割り当てられるビデオ・メモリも増えるからです。

高画質化ソフトの定番としてはPowerDVDが有名で、これは
高級液晶テレビがやってる「コマ間補完」〔倍速駆動がやってるアップサンプリング〕
までしてくれます。

この用途は、モニタを外付けにすると選定基準が緩いので、
ノートや液晶一体型PCの場合には、
外付を別途用意しない前提でお勧めを考慮しています。


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この用途のお勧め機種の記事が続きます。